結婚披露宴において、新婦が口を開く場というのはあまりありません。
場合によっては、開宴の新郎の挨拶の最後にひとこと付け加えることで、場が盛り上がると言うこともありますが、たいていは「花嫁から両親への手紙」というひとコーナーが新婦のスピーチの場となります。
花嫁の手紙は感動の涙を誘う結婚式のクライマックスとして、外せないと思う人がほとんどのように思われますが、芝居がかっていてとてもじゃないがやってられない、両親への挨拶は結婚式の当日の朝、実家を出るときにすましておくものだ、と考える新婦も案外多いようです。
これは結婚披露宴の進行として、本人が決めれば良いことですが、どうせやるのであれば感動的な文章を綴った方が会場も盛り上がることでしょう。
気をつけたい点としては、感動にむせび泣いていたとしても、あまりだらだらと長引かせないことです。
いくら感動的なシーンであっても、5分以上となると客も飽きてきます。
他のスピーチと同じく、3分くらいの長さがベストだと言われます。
また、内容としては、あまりにプライベートな話は避けた方がよいでしょう。
それこそ「家でやれ」と思われかねないほどの内輪の話は聞いている招待客も微妙な気持ちにさせられます。
あくまでお客さんの前で述べる両親への謝辞として、内容を吟味したほうが無難です。
手紙を読み上げる際には、棒読みにならないよう、感情豊かに朗読するのがポイントですが、手紙を書くのはよいけれど、感情が高ぶってしまうのはイヤだと言う場合は、司会者に朗読してもらうという方法もあります。
場合によってはその方が効果的な演出となることもあります。
花嫁の手紙の目的は、多くの人の前で、両親に日頃言えない感謝の気持ちを伝えることです。
両親にその気持ちが伝わること、また列席者に花嫁は両親に感謝しているのだということを理解してもらえればそれでよいわけで、特に決まりがあるわけではありませんから、いろいろな自分たちなりのやりかたを検討してみるのも良いかも知れません。